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家づくりコラム

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COLUMN

よみもの

2022.09.12

❏ バルコニーってあったほうがいい? ❏

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みなさん、こんにちは。
丸岡です。

今回は、新築するにあたり付けようか迷ってしまう「ベランダ、バルコニー」についてお話したいと思います。

従来、2階建て以上の住宅にはバルコニーを付けるのが常識でしたが、最近はその常識が見直され、バルコニーを設けない方がすこしずつ増えています。
実際に設置した人の中には、さまざまな理由からほぼ使ってない方もおられるようです。

必要ないようであれば、設置しない方が建築費用に余裕が生まれ、ほかのところに費用をかけることができます。
ですが、費用を抑える事に重点を置きすぎ、バルコニーを作らなかった事を後悔してしまうこともあるかもしれません。
まずは、自分にとってバルコニーが必ずいるのか、見きわめることが必要です。

ベランダとバルコニーの違い

ベランダ:家屋に沿って張り出した屋根がある縁
バルコニー:2階以上の高所に張り出した屋根の無い露台

ベランダとバルコニーの大きな違いは「屋根」です。

屋根があるのがベランダで、屋根がないのがバルコニーとされています。

バルコニーを作って後悔する例

・ほとんど使ってない
想定していたよりも狭い、洗濯物も室内干しで十分、掃除が面倒など理由は様々ですが、利用頻度が少なく費用対効果が小さいため、後悔を感じしまう方が多いようです。

・バルコニー分の面積がとられてしまう
バルコニーをつくるとなると、床面積分のスペースを確保しなければいけません。
バルコニーがなければ、その分のスペースを室内の面積として広く取ることができます。

・メンテナンス費用がかかる
経年劣化に伴う補修が必要となる場合に、防水仕上げなど、一定期間が空いたら塗り替えなければいけない部分があり、そのたびにメンテナンス費用がかかります。

・大雨のときに排水溝から雨漏りした
落ち葉などで排水溝が詰まってしまうと、バルコニーから水が流れずに溜まり、その結果、雨漏りが生じてしまう場合があります。
また、排水溝から入ったゴミやモノが排水管のなかに溜まることもあり、雨の量が多いと、圧力で排水管の接合部などから水漏れして、室内に雨水が流れ込んでしまうこともあります。

・防犯の弱点となる
バルコニーは外部からの主な進入経路となってしまいます。
また、バルコニーは”家の中”という思いがあり、施錠を怠ってしまうことも多く、空き巣に入られやすくなるようです。


バルコニーを取り付けた場合の利点

・洗濯物や布団を干せる
最も利用用途として多いのが、洗濯物干しではないでしょうか。
日当たりや風通しが良いため、洗濯物が乾きやすい環境にあると言えます。
また、太陽光により殺菌効果も期待できます。

室内で洗濯物を干すと、空気中の湿気が高くなり、結露やカビ、またニオイの原因となることがあるので、室内干しに抵抗のある方は、バルコニーを利用することが多くなります。

高温かつ風通しの良い場所で干すと殺菌・防カビ効果大です。

・くつろぎスペースとして利用する
椅子やテーブルを用意すると、見晴らしの良い空間でお茶を楽しむといった使い方もあります。
また、鉢植えやプランターの植物を置くことで、室内とは違った雰囲気となるため、家に居ながら外を感じることができます。

・日射遮熱効果がある
バルコニーは突き出た形状をしているため、庇として日射遮熱に利用できます。
夏の太陽の直射光を遮ることで、室内が暑くなるのを防ぐという効果が期待できます。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごすために、庇やバルコニーの張り出しを使い日射をコントロールできます。

夏⇒高い位置にある太陽の日射を遮る
冬⇒低い位置にある太陽の日射を取得する

バルコニーは雨除けにもなりますので1階の窓や玄関ポーチの上に設置することで活用できます。

・災害時の避難場所として利用できる
バルコニーは緊急時の避難場所としても活用できます。
災害時、まずは逃げる場所の確保が大切です。
玄関から外に出られない場合はバルコニーに一時避難して助けを呼ぶことができます。
また、バルコニーから避難はしごを使って救助してもらうことも可能です。


!バルコニーを作る時の注意点

目的を明確に!
しっかりと使用する目的を考えてから、設置を計画するようにしましょう。
何となくで設置すると結局使用しなくなり、管理や雨漏りリスクだけ抱えてしまうことになりかねません。

・用途に合わせた形状や広さで!
実際に設置しても、想定していた用途で使いにくくて後悔することも多くあります。
洗濯物を干すという用途でも、奥行きが狭くて洗濯物が干しにくい、あるいは幅が狭くてスペースが足りないなど、といった失敗があるようです。
バルコニーの用途に対して必要な大きさをしっかりと考えてから決めましょう。

・屋内側の動線確認が重要!
洗濯物干しで使用する場合には特に動線が重要です。
1階に洗濯機を配置して2階の寝室にバルコニーを設ける場合だと、洗濯物を持って階段で2階へ上がり廊下・寝室を抜けてバルコニーまで到達、という動線では非常に大変です。

家事は生活の中心ですので、洗濯を干すという家事動線について考えてみるといいでしょう。



バルコニーを付けて後悔している理由は、明確に付ける必要性と使用目的が決まっていないからです。
メリット・デメリットを正しく理解して、「バルコニーをこうやって活用するんだ」という明確な目的があれば、後悔することないと思われます。
生活上の視点から活かせるかどうか、本当にいるのかどうかを検討してみたり、どのように使用したいかを想像してみてください。

ただなんとなく付けてしまうと、必ずといっていいほど後悔します。

バルコニーが必要か不要かは、住宅の間取りやのライフスタイルに合わせて判断することができます。

「家族が多くて洗濯物の量が多いのに、室内に洗濯物を干すスペースがない」
「気軽に息抜きできる場所が欲しい」などといった場合はバルコニーを有効活用できます。

しかし、花粉やPM2.5などの付着防止対策や防犯面などの理由から、洗濯物は室内干しにするという方や、庭やサンルームを設置予定という人は、バルコニーがなくても問題なく生活ができます。

お住まいの環境やご自身のライフスタイルに合わせて、バルコニーの必要性を検討してみてください。




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