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2022.10.05

❏ 蓄電池ってどんな設備? ❏

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こんにちは。
営業の佐藤です。

みなさん住宅用の蓄電池に興味はおありですか?
太陽光発電の設備を導入している方や、これから導入を予定している方には蓄電池との併用がおすすめです。
「電力を蓄えられる」という情報は広く知られているものの、具体的にどのようなメリットがあるのか知らない方もいるのではないでしょうか。

今日は、そんな蓄電池のメリット・デメリットをご紹介します。

【蓄電池の役割とは?】
蓄電池の役割は、名前のとおり「電力を蓄えること」です。
太陽光発電設備では、リアルタイムで電気を消費したり売電したりするのみで、使わない分を溜めておくことはできません。
蓄電池があれば、使う、売る以外にも電気を蓄えて後で使うとういう選択が可能です。

【蓄電池のメッリト】
◆電気代の節約に◆
蓄電池の利用で実感しやすいのは、電気代の節約効果です。
太陽光パネルが稼働できない夜間や、エネルギーのパワーが弱い雨天時にも蓄電池から電力を供給できます。
電力会社から購入しなくてよいため、夜間の電力消費による負担を減らせるでしょう。

◆災害時や停電時でも安心◆
蓄電池のみを設置した場合、蓄える電力は契約会社から購入する必要があります。
地震などの災害で配電が停止すると、新たに電力を蓄えることができません。
太陽光発電から得た電力であれば、停電中も蓄電して自家消費が可能です。
季節によっては、停電が原因で体調を悪化させるリスクもあります。
蓄電池で長期間必要なだけを賄えるわけではありませんが、突然全てが停止する事態を避けるには有効です。

◆ピークシフトに貢献できる◆
気温が上がりやすい夏の日中や気温が下がりやすい冬季の夜間には、ほとんどの家庭でエアコンや暖房器具を稼働させるでしょう。
電力の消費量が膨大になると、電力会社からの供給が追いつかない事態に陥る可能性があります。
このようなリスクを避けるため、電力を消費する時間をずらす方法が「ピークシフト」です。
蓄電池を活用すると、消費が集中する時間を自家消費に切り替えて蓄電池からの供給することが可能なため、日本のエネルギー事情に貢献ができるでしょう。

◆太陽光発電で作った電気を蓄えられる◆
太陽光発電のシステムを導入してから10年の間は、固定買取価格制度で定められた金額を反映して売電ができます。
10年が経過すると対象から外れるため、固定買取価格制度よりも安い価格で売電しなければなりません。
電力会社によって変動しますが、買電価格よりも価格が低く設定されていることもあることから、損に感じる方もいるでしょう。
固定買取価格制度終了後は、売電よりも自家消費のほうが有益に活用できます。
電力を売って収入を得るよりも、住宅で利用して電気代を節約したほうが効率もよいためです。

【蓄電池のデメリット】
◆設置スペースが必要◆
蓄電池は屋外・屋内のどちらかに設置しますので、場所の確保が必要になります。
また設置場所は高温や低温になりすぎず、結露しない場所が望まれます。
長く良い状態をキープするには、設置場所の事前調査もしっかり行うことをお勧めいたします。

◆初期費用がかかる◆
蓄電池そのものの費用は、蓄電池の容量や機能などによって変わりますが、100万円~300万円程度はすると考えたほうがよいでしょう。
具体的な価格は「蓄電池の中にどのくらい電力を蓄えられるか」が大きな要因となります。
容量が大きいほど価格も高くなりますが、大きければよいというものでもありません。
家庭で消費する電力量や太陽光発電で得られる電力量を計算した上で、過不足なく活用できる機器がおすすめです。

◆蓄電池は徐々に劣化する◆
メーカーのカタログ等に記載されている寿命やサイクル数はあくまで目安であるため、使用環境や使い方によっては劣化が早まる可能性があります。
リチウムイオン電池は、過充電や過放電を繰り返したり、極端に高温での環境で使用すれば劣化が早まるとも言われています。
そのため、蓄電池の寿命について確認する際は、蓄電池のご利用環境や使用頻度も考慮に入れることをお勧めします。


蓄電池システムは、今後必要な製品になってくると思われます。
なぜ国が補助金までだして普及させたいのか?
それは日本のエネルギー事情を考えた時に、太陽光発電システムをはじめとする再生可能エネルギーの普及は急務であり、今後、その相棒として蓄電池システムが普及してくることが予測されています。
高額な商品かもしれませんが、太陽光発電システムと連携することで、上手に電気代を削減でき、もしもの時の非常電源にもなり、安心した生活がおくれるでしょう。


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