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家づくりコラム

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よみもの

2023.08.07

❑ 風通しのいい家をつくるコツ ❑

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こんにちわ!豊洋の丸岡です。

家づくりを考える上で理想の家をイメージするとき、外観や広さなど重要なポイントは沢山あります。
しかし、いざ完成した家に住んでみて
「あれ?風通しの良さって大切なんじゃない?」と多くの人が感じているんです。

風通しが良ければどんな季節でも快適に過ごせますし、悪ければ何かと気になってしまいます。
自然風を受ける心地良さは、目には見えませんが、身体で存分に感じられるもの。
設計の段階から風通しを意識しておくことで、住み心地がよく快適な家になります。

風の通り道を作るには、「入口」「出口」が必ず必要で、位置や方角によって風の通りやすさは変わります。
窓をたくさん設置すれば風が勝手に入ってくるわけではありません。

風の通り道は地域によって異なります。
日本では南から北へ風が吹く場合が多いため、この方角にそれぞれ窓を設置しておくのが現状としての良い配置になります。
しかし、敷地条件や建物配置、近隣との位置関係など、どうしても南北に窓を設けられない場合も考えられます。
その時は異なる方角に一か所ずつは窓を設けてください。
南西でも東西でも、「風の通り道」をつくるのです。
風が吹く方角が違っても、ウインドキャッチ窓(自然風を室内に効率的に換気する窓)を採用すると、外の空気を室内に取り込むことができますので、窓のタイプを目的に応じて選ぶことも大切です。
大切なのは「風の入口と出口を意識して窓を設置」することです。


風通しについてもう1つ覚えておきたいのが、暖かい空気は上昇するということです。
この性質を利用すれば上下で空気の流れをつくることが可能になります。
部屋単体で考えれば、低い位置と高い位置に窓を設け、風の通り道を作ると快適になります。
家全体で考えた場合、人が多い1階の生活空間で温められた空気は2階へと昇ります。
空気がそこでこもると快適さが損なわれるので、空気が抜ける窓を設ける必要があります。
すると風がやさしく通り抜ける空間ができあがります。
もちろんこの場合、吹き抜け空間であることが理想です。
シーリングファンなどを取り付けて、空気の流れを作るとより効果的です。

下窓から冷たい空気を送り込む方法として1階の床に接した「地窓」を採用するのもアイデアです。
地面に近い涼しい風が家の中に取りこめます。

立地的に建物にほとんど風が入らない場合、また室内に大きな窓が取り入れられないときは換気扇や空調設備などで、人工的な風の流れを作りだすことも出来ます。

光熱費削減や冷暖房効果を高めるため、サーキュレーターを使用するのも良いですね

風通しが良い部屋のメリットとは?

◎カビ発生が防げる、シックハウス症候群になりにくい
梅雨時期になると、雨続きで部屋の中がジメジメしてきます。
高気密・高断熱の住宅だと熱の行き来をおさえる一方、湿気がこもりがちになり、カビが発生してしまいうことも…。
風通しを良くしておくと、湿気が溜まっても家の外に放出されるので、カビが発生しにくくなります。
夏場のムシムシした不快感が無くなるので、家の中が過ごしやすくなります。

シックハウス症候群とは、建材から発生する化学物質で室内の空気が汚染されることによる健康被害です。
防止するためには、家の中の換気設備を整えることが重要だと言われています。
風通しを良くし、新鮮な空気が入れ替わることで、化学物質を吸い込むのを妨げられます。

◎自然風の心地良さが感じられる、夏場でも涼しく過ごせる
自然風を身体に受けつつ生活でき、新鮮な空気を吸っている環境は健康に良いですし、リフレッシュ効果も期待できます。
熱気の逃げ道ができるので、日中部屋があたたまりやすい夏でも快適な温度で過ごすことができます。

シーズン終わりの涼しい時期などは、空気の入れ替えを行うだけで、常に快適な温度で過ごせます。
気持ちが充実していれば、家の中の生活が全て楽しく感じられます。

また、室内干しをする時にも、日当たりの良いところに干しておけば、生乾きの臭いがなく、
長時間干すことがなくなるので便利です。


新築を計画する際には、「ここに窓があれば、生活はどうなるか」を想像しながら進めることが大切です。
風通しが悪い家は、湿気やにおいによって不快な空間になるだけでなく、家具や建具が傷みやすくなるため、住宅の寿命が短くなる可能性があります。
カビやウイルスによる健康への悪影響も懸念されるため、風通しを踏まえた間取りを考えましょう。

具体的に考えるべきことは、窓の位置や数、種類などです。
また、室内の扉を引き戸にするなど、家全体で風の通り道を考えることが大切です。
イメージが浮かびにくい方はモデルハウスを見学して、どのような間取りにするべきかを考えてみましょう。

風向きなどは地域や立地条件によって異なるため、ハウスメーカーと相談しながら進めるのがおすすめです。

心地良い風を通して、暮らしやすさを向上させていきたいですね。



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