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家づくりコラム

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よみもの

2023.11.06

❑ 教えて!無垢材のお手入れ・メンテナンス ❑

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こんにちわ。豊洋の丸岡です。

フローリングに人気の床材、無垢の床材。 
「無垢材」とは、天然の木から切り出されたそのままの木材のことです🌲

この無垢材をフローリングの床材として利用することで、その木目の美しさで自然の風合いが楽しめるだけでなく、木の香りがしたり、足裏の触り心地が気持ちよかったりと、快適な住まいづくりに活躍してくれます。

無垢材は原木が「針葉樹」「広葉樹」でその資材としての特徴にも、おおまかな傾向があります。

針葉樹の多くは材質が柔らかい傾向があります。明るめの色が多く、暖かみがあり、柔らかなさわり心地の床材が多いです。
フローリングでは、スギ(杉)、ヒノキ(檜)、パイン(松)などが一般的です。

広葉樹は硬く重たい木材となる傾向があります。その硬さから、傷がつきにくく、耐久性が高いものが多いです。
代表的な木材は、オーク(ナラ・楢)、アカシア、メイプル(楓)、ウォールナット(くるみ)、バーチ(樺・かば)、チークなどがあります。

また、広葉樹は一般的に成長が遅いため、針葉樹と比べるとやや高価な傾向にあります。
針葉樹・広葉樹で大別できるといっても、やっぱり種類によって特徴も見た目の雰囲気も大きく違ってきます。

無垢材には以下の特徴があります。

有害な化学物質をほとんど含まない
自然の木そのものの無垢材は、有害な化学物質をほとんど含んでいません。
そのひとつに建材の壁紙用クロスの糊や合板フローリングの接着剤に含まれる、ホルムアルデヒドという 有害化学物質が放出してこのような弊害を引き起こすとも言われています。

調湿効果、断熱効果あり
無垢材は常に呼吸をしています。室内の調湿作用を行い、適度に湿度を調整してくれますので、室内には快適な空間が広がります。
木材は熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が小さく、一時的に湿気を蓄える能力があるので、室内に多くの木材を使用すると、家全体としても結露しにくくなります。
熱の伝導率が小さいので、手足で触ると温かさが感じられます。
杉や桐などの柔らかい木ほど、より温かさを感じられます。

遮音・吸音効果あり
木には遮音・吸音の働きがあり、耳障りな音を軽減します。

高い耐久性
下地材と表面材を張り合わせた合板フローリングは、表面に傷がつくと補修することができません。
これに対し無垢材は傷がついても表面に水分を与えたり、軽く表面を削ることにより、傷を目立たなくすることができます。
また、日に焼けて変色することがありますが、これもまた新たな表情として楽しむことができます。

自然の美しさと香り
無垢材は木の種類によって、木目の模様やにおいが異なります。
木目の美しさは目をやさしく包み込み、さらに自然の木の香りが気分を癒してくれます。

人間と地球環境にやさしい
山や森で育ち再び土にかえり再生する再生可能な資源として持続性があります。
無垢の材木はリサイクルも可能であり、紙の原料などにも使われます。

無垢材は、一般的な合板フローリングと比べると、そのお手入れの方法に少し違いがあります
「無垢材に憧れるけど、自然素材は手入れが大変そう」と思っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、無垢フローリングのお手入れ方法から、メンテナンス方法についてお伝えします🌳


まず無垢材のフローリングの「仕上げ塗装」について確認しておく必要があります。

無垢材は、そのままでは乾いた木の繊維が非常の水を吸い込みやすいため、水分や汚れも非常に染み込みやすくなっています。
無塗装での「フローリング」に無垢材を使用するのは、あまり実用的ではありません。
塗装は大きく下記の2つの種類にわけられ、手入れとメンテンナンスの仕方が異なります。

🌳[自然塗装/オイル塗装 無垢フローリングの日々のお手入れ方法]

浸透性の塗料は、自然塗装(オイル塗装)と呼ばれることもありますが、自然由来のオイルやワックスの仕上げのことです。
表面を完全に覆わずに、木の表面から内部に浸透することで、無垢素材の質感を保ちつつも、油分が水分を弾く性質で汚れにくくして、お手入れを助けてくれます。
また、木材の呼吸を妨げないので、木材が湿気を吸ったり吐いたりする「調湿性能」を維持すると同時に、無垢板の自然の風合いを楽しむことができます。

浸透系の自然塗装を施した無垢フローリング材は、通常の掃除機で表面のごみやほこりを取り除いてください。
表面の自然な艶感がなくなってきたら自然塗装専用のワックスやオイルでメンテナンスすることにより自然な艶感と保護性能がよみがえります。

🌳[ウレタン塗装/UV塗装 無垢フローリングの日々のお手入れ方法]

ポリウレタンを主成分とする塗料で、無垢の表面に硬い膜を形成する塗料のことです。
撥水効果が高く、汚れがつきにくいのでお手入れが簡単です。
コーティング自体は通常は10〜20年と長くもつものと考えてよいのですが、家具とこすれる部分が剥がれてきたり、水回りでは汚れ・ワックス剥がれが発生していきます。
このコーティングの修復作業は業者に依頼する必要がでてくるため自分では修復が難しいです。

ウレタン塗装やUV塗装を無垢フローリングは、特別なメンテナンスは必要ありません。
ウレタン塗装を施した無垢フローリング材は、掃除機で塵やごみを取り除くだけでOKです。
どうしても水拭きが必要な場合には中性洗剤を薄めて硬く絞り汚れを取り除いてください。

塗装、無塗装含め、お手入れする上で注意しないといけないことがあります。

汚れにくくなる効果があるので、ワックスやオイルでのお手入れは大切です。
無垢材のフローリングはお部屋に敷いてすぐに、ワックスを塗布して汚れを防止しますが、そうして一度塗った塗料も、日常の使用や拭き掃除などで、少しずつ塗料が減ってきてしまいます。
汚れが気になる、常にツヤを保ちたいという場合は、各ワックスメーカーの指示に従いこまめなワックスがけしていきましょう。

半年〜1年に一度程度のメンテナンスとしてワックスを塗り直してあげると、撥水による汚れの防止効果をとりもどすだけでなく、表面もツヤが蘇って気持ちよく過ごせます。

床板を敷いて最初の数年間はこのようなお手入れを行うことで、塗料が無垢材に染みて馴染んでいきます。
汚れの防止力も高まり、無垢の色味が変わって明るい印象がでてきます。

こうして自分で定期的にメンテナンスしてあげることで、きれいな状態をたもてるだけでなく、
床板にもだんだん愛着がわいてきますね。




無垢材の床はきちんと手入れをすれば、ツヤと風合いが増し、年々色も深まって美しくなるのが特徴です🍃

長年使い続けることでしか見れない変化もあるので、無垢材のお手入れを楽しみながら、快適なお部屋をつくっていきたいですね。




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