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家づくりコラム

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よみもの

2024.01.29

❑ オール電化住宅の防災対策 ❑

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「電化住宅」とは、家庭の中で使うさまざまなエネルギーのうち、給湯はエコキュートをはじめとする電気給湯機でまかない、給湯以外のエネルギーは電化機器を中心にまかなう住宅をいいます。

オール電化住宅は、エコで光熱費も節約でき、火災のリスクも低いため、導入されたご家庭の約9割が満足されています。

しかし、家中のエネルギーをすべて「電気」💡に頼ることは、地震や台風などの自然災害等で停電した場合、不安があると思います。
「もし停電してしまったらお湯も沸かせなくなるのでは?」「オール電化で停電したら何が起きるの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

今回はオール電化で停電したら起こることや、停電対策に用意しておきたい物をまとめました。
これからオール電化に住もうと思っている人、すでに住んでいる人は事前に確認しておきたいですね!

オール電化で停電してしまうと、主に下記のことが起きてしまいます

◆IHコンロが使えなくなる
◆冷蔵庫が使えなくなる
◆明かりがつかなくなる
◆スマホ・パソコンの充電ができなくなる
◆冷暖房が使えなくなる
◆お湯が出なくなる
◆トイレが流せなくなる

地震などの大災害が起こった場合、停電が起こるとオール電化住宅は何もできなくなります。

しかし大規模な災害が発生し、電気・水道・ガスといった主要なライフラインが寸断した場合、過去の大災害をみても電気が復旧にかかる時間としては最も早いことが分かっています。

電気は数日で過半数のエリアを復旧し、1週間もあればほとんどのエリアで復旧します。
災害の規模によっては難しいエリアもありますが、ガス・水道と比べても早いことが分かります。

近年、1軒あたり事故停電時間は1年間に約7分と短く昔に比べて大幅に改善されています。
電気は停電が少なく災害時も早い復旧が期待できるライフラインなんです。

そこで、電気で全て賄っているオール電化住宅が停電になってしまった場合の対処法や、オール電化住宅にお住まいの方が、災害などによる停電に向け備えておくべきものをご紹介します。

Q1.災害に対して、日頃からどんな備えをしておけば良いですか?
地震や台風の自然災害はいつ起こるか予測できません。災害時に落ち着いて行動するには日頃からの備えが大切です。食料品や飲料水はもちろん、暗所で役立つ懐中電灯や情報を得るために必要な携帯ラジオなどを準備しておきましょう。

Q2.停電したら、まず何をすれば良いですか?
急に電気が消えたときは、まず隣近所の停電状況を確認してください。
電気が消えた瞬間は、とにかく戸惑いがちになるものです。
まずは落ち着いて停電状況を確かめましょう。
ご自宅だけ停電している場合、「漏電しゃ断器」「安全ブレーカー」の操作だけで簡単に電気がつく場合があります。

Q3.「漏電しゃ断器」と「安全ブレーカー」はどのように操作すればよいですか?
「漏電しゃ断器」と「安全ブレーカー」が組み込まれている分電盤はご家庭の台所や廊下などにありますので設置位置や操作方法などを確認しておきましょう。

Q4.大きな揺れを感じた時はどうしたら良いですか?
揺れを感じたら、まずは身の安全を確保しましょう。
揺れが収まったのを確認してから「漏電しゃ断器」と「安全ブレーカー」を切りましょう。
アイロンやドライヤーなどの電熱器具のスイッチを切ってコンセントからプラグを抜きましょう。
また避難するときも電気の消し忘れによる事故・火災を防ぐために「漏電しゃ断器」と「安全ブレーカー」を切ることを忘れずに。
日頃から位置を確認しておくといざというときにあわてずにすみます。

Q5.台風が接近したときに気をつけることはありますか?
テレビやラジオなどで、台風の接近情報を確認し、事前に家の周りを点検しましょう。
強風で飛ばされやすいものは電柱や電線に接触すると、停電の原因になることがあります。
雨・風が強くなったら、家の中など安全な場所で待機しましょう。
また台風などによって、切れたり垂れ下がった電線を発見した場合は、感電の恐れがるので絶対に触ったり近づいたりせずに、電力会社まで連絡してください。

Q6.断水時に電気給湯機のお湯は使えますか?
断水時にはエコキュートをはじめとする電気給湯機のタンク内へ水が供給されないため、シャワーや蛇口からの使用はできません。
またお風呂の湯はりや追いだき、保温運転もできません。

Q7.断水時に電気給湯機のタンクの中に残っているお湯は使えますか?
タンクの中のお湯(水)は生活用水として利用できます。(飲水は避けてください)
エコキュートをはじめとする電気給湯機は貯蓄式のため、非常用取付水栓から、お湯(水)を取り出せるタイプもあります。
非常災害時や断水時の生活用水として利用できますが、飲水は避けてください。
タンクの水の取り出し方はメーカーや機種によって異なりますので、事前に取扱説明書などで確認しておきましょう。

Q8.停電時に電気給湯機のお湯は使えますか?
エコキュートをはじめとする電気給湯機は、タンクの中にお湯が残っている場合、停電時でもシャワーや蛇口からお湯が使用できる機種があります。
ただし、断水時には使用できません。

Q9.停電時にIHクッキングヒーターは使えますか?
停電するとIHクッキングヒーターの主電源は自動的に切れます。
電気が復旧したら周囲の安全をご確認のうえ、主電源を「入」にしてご使用ください。
また、停電したときのために、カセットコンロ携帯コンロを備えておくと便利です。

Q10.停電時に太陽光で発電した電気は使えますか?
日中、停電になったとき、手動で「自立運転」機能に切り替えることで、発電した電気を使用できます。
突然の災害で長時間停電になったときも発電している日中は活躍します。
ただし、自立運転の使用電力の上限は1500W(1.5kW)です。
日ごろから、災害時に使う必要のある機器や使いたいものに優先順位をつけ、総容量を把握しておくと、いざというときにスムーズに対応できます。

Q11.電気自動車の電気を停電時に利用できますか?
「V2H」対応の電気自動車であれば、電力を家庭用の電力供給源として利用することができ、停電時も普段どおり生活することができます。
VH2とは?…「Vehicle to home」の略で、電気自動車の電力を家庭用の電力供給源として利用することをいいます。
電気自動車専用のパワーコンディショナーを設置し、「V2H」対応の電気自動車と家を接続することによって電気自動車が蓄積している電気を家庭内に送り、家庭内の照明やエアコン等に必要な電気として利用することができます。


いざおこってしまった時の災害時の対処は、普段からの準備が非常に重要になります。

普段から何らかの災害が発生した場合にはどういった行動をとるのか?
ということをご家族内で定期的に話し合いしておくというのが大事になります。

万一の際の行動が決まっていれば、焦って行動することもなく、危険な目に合う可能性を減らすことができます。

日本は、古くから地震や台風などの自然災害が多い国です。
今後、気候変動で自然災害の発生が増えていく可能性があると言われる日本では、家庭で使用する電気を電力会社だけに頼るのではなく、できるだけ自給自足できる体制を作っておくことが重要になります。

太陽光発電と家庭用蓄電池を合わせて導入しておけば、昼間に作った電気を貯めて置き、夜間は蓄電池の電気を利用するという生活スタイルを作ることができます。

水や食料の確保に加えて、蓄電池がお家に設置してあれば、災害で停電が発生した場合にもご家庭で電気を使うことが出来ます。
大規模な被害が発生したときに、最初の1~2日だけでも電気を使って生活が出来れば、大きな助けになります。
「災害時の備え」としての蓄電池の導入を検討するのも良いですね。

導入に費用はかかりますが、太陽光発電と蓄電池の組み合わせは、災害時の非常用電源がより強固になり、さらに電気代を節約できることがメリットです。



災害はいつ起こるか、起こったら何がどうなるのか全く予想がつきません。
そんな非常時の時、家族を守るために、一番ベストな方法を考えて日頃から準備しておくことが大切ですね!



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